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Kirin Business System
Co-Creation型ワークショップEX支援

kirin case study

Drawing a picture of the post-pandemic employee experience ‘new normal’. Team composition: Kirin Business System, Tangity.

Team
Tangity
Kirin Business System
Services
UX and Service Design
Employee Experience Design
Studios
Tokyo
Duration
1 months

The Challenge

生産的な働き方の創出と従業員満足度の向上を両立することはできるのだろうか。これは私たちとキリンビジネスシステム社が、プロジェクトの序盤に自分たち自身に投げかけた問題提起であった。本ワークショップは、コロウィルスとの共存を前提とした「困りごと」や「あったらいいな」を具現化するアイデアを創造することで、キリンの「新しい働き方」を定義することを目的としました。二日間のオンラインワークショップ内での集中的なブレインストーミングによって、共創プログラムの参加者は、想定従業員のペルソナやジャーニーマップの作成に専念。最終的に、新しい働き方に関するアイデアをストーリーボードに落とし込むことに成功しました。

kirin case study

The Methodology

従業員体験の向上という観点から見た「あるべき新しい働き方」を模索するため、ワークショップ参加者の潜在的な想いや悩みをあぶり出し、新たな仮説として絞り込んでいくというデザインアプローチを採用しました。まず従業員が抱える課題を抽出することを目的として、「働き方改革」を既に実践する他社事例のリサーチから開始。後のペルソナとユーザージャーニーマップの策定に大いに貢献しました。続いて、表出した課題を解決するアイデアと、キリンでの働き方のあるべき姿をストーリーボードに可視化。新型コロナ感染拡大後のオフィス環境下で発生した「課題」を解き、同時に従業員の「願い」を叶えるアイデアを創造しました。

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The Solution

ワークショップ後の実装に向けた次なるステップのため、対象となるペルソナの行動に対する共感をビジュアルストーリー化しました。この可視化によって解くべき「課題」が表出され、ソリューションの方向性が定まり、アイデアが物語として形になっていく過程を共有できました。結果として、新しい価値観における「新しい働き方のあるべき姿」を抽出することに成功。このデザインアプローチを活用した二日間のワークショップを通じて、キリンとして、現在の働き方がどれだけ改善されるべきかが、より具体的な語り口で表現されました。現場で働く従業員のあらゆる視点から、如何にして適切にITロードマップに落とし込むかを明確にすることができました。